Rolfing Supervision Training -Pre-movement1-

 

training room

ロルフィングのトレーニングは、担当の講師によって内容が全く異なるものとなります。
それぞれの講師が独自の強みを生かした内容構成るので、今回もどのような形になるのかとても楽しみでした。
今回は、Movementの内容を色濃く反映したトレーニングとなりました。

人が地球上で生活している限り、重力の影響は避けられません。(当たり前過ぎて意識にすらのぼらないことから、実は根源的な影響を受けています。)
乳幼児の発育過程で、2本足で立ち上がろうとしている段階を想像してみてください。
重力に対してバランスを失わないよう、つまり倒れ込まないようにトライアンドエラーを繰り返しながら学んでいます。
発育過程で重力に対する身体の使い方(抗重力筋の使い方)を獲得して以降、日常生活の中での活動時の姿勢とは、ほぼ座位か立位にあたります。
日々生活することとは、すなわちどう重力と折り合いを付けながら生活していくかとも考えられます。

参考記事:重力に関して -腰痛の治療から考える-

今回のMovementのトレー二ングでは、Pre-movement(動きの前の予備動作)※に対しての学びを深めることができました。

※Pre-movement(動きの前の予備動作)とは :一例をあげます。人間が腕を上げようとする時、一番初めに筋肉活動が生じるのは、どこだと思いますでしょうか?

それはふくらはぎの筋肉です。

身体を動かすことは一時的に重力に対してバランスが崩れるので、崩れつつあるバランスを常に維持するために筋肉を僅かに働かせる必要があります。
動きを行うための予備動作とはすなわち、動き出しのために身体を重力から支える一瞬の動きに当たります。

Pre-movementとは
・動きの前の予備動作
・動き出しのために身体を重力から支える一瞬の動き
・意識的な運動が起こる前の無意識下でのバランスの調整システム

これは無意識下での身体の使い方であるため、特徴的な癖やパターンが現れていることが多いのです。
一般的に癖やパターンと考えられているのは、目に見える分かりやすい動きであると思います。
分かりやすい癖であれば家族や他人に指摘されたり、スポーツ時などの動きのパターンは指導者や映像を通して客観的に修正していくことが可能です。

しかし、Pre-movementは動きの前の予備動作であるため、なかなか認識されません。
根深い動きの癖の原因が、実はPre-movementにあったということも少なくありません。

本日はPre-movementとは何かのイントロでした。
次回はPre-movementを実際のセッションでどのように用いているかについて書いていきます。