ヨガ上達への意外なポイント

 

Downward Facing Dog
Photo by Iveto – Downward-Facing-Dog / Adapted.

肩甲骨が動かない。
胸郭の動きが悪い。
胸が十分に開かない。
ヨガの練習を熱心に行っていても、肩や胸郭の動きが深まらない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は肩や胸郭の固さの見過ごされやすい原因の一つについてご紹介します。

肩や胸が動かない意外な原因

肩や胸郭の動きを深めようとヨガの練習を行っていても、なかなか可動域が改善しない場合があります。

動きが深まらないのはヨガの練習不足なのではと、更にヨガの練習に励むと、今度は肩や胸郭の動きの悪さの負担が腰部にダイレクトに掛かってきてしまいます。

そして腰がだるくなってしまったり、痛みが出たりすることがあります。

例えばAdho Mukha Svanasana(ダウンドック)において、胸郭の可動域が小さく、胸の開きが深まらないとします。
この基本のアーサナは身体のたくさんの部位が協調して動くことによって、初めてアライメントを深めることができます。

上半身に関して言えば、首-肩甲骨と、肩-胸郭にかけての筋膜バランスが上手く調和していないと、深いポジションを取ることは難しくなります。
他には、Salamba Sarvangasana(肩立ちのポーズ)において、肩での安定が作れない場合にも、胸・肩・上腕の柔軟性が関わってきます。
バックベンドのポーズ全般にももちろん言えることです。

これらのポーズにおいて、通常のヨガの練習でなかなか可動域の改善が見られない場合は、他の部位に制限因子があることがあります。
その一つが前腕-手掌にかけての部位です。
一度、下の様な形で前腕-手掌にかけての可動域をチェックしてみましょう。

hand stretch

hand stretch 2

90度までに強いテンションを感じるようであれば、肩や胸の動きが深まらないのは、この部位にも原因の一つがあると考えられます。

これは前腕-手掌の筋膜が硬くなると、上腕部の筋膜連鎖を介しダイレクトに肩や胸の筋膜の動きの制限因子となってしまうからです。
また、前腕-手掌にかけては、デスクワークで一日中PCを使っているような場合にも、疲労が知らず知らずの内に蓄積されやすい部分になります。
指から腕を経由した筋膜の繋がりが肩や肩甲骨の固さや凝り感の原因になります。
そして肩や胸郭の動きの悪さは、腰部へも悪影響を与えてしまうのです。

肩や胸郭の動きの悪さがあったり、胸の開きづらさを感じている人は、一度前腕-手掌のストレッチを試してみてください。
ヨガの練習がさらに深まっていくと思います。